2000年8月15日対局
第一回中将棋迷人戦決勝
三島のトドさん 対 Onsenpenguinさん
<大阪府某所(笑)にて実施>
一ヶ月以上もアップに手間取ってしまいました、すみませんm(__)m
まず決勝戦の対局からお伝えしていきます。ともに現代将棋で有段者だけあって、序盤の駒組みが上手です。私だと絶対無駄手が邪魔をしてしまいます。
なお、今回からデザインを変えてみました。50手を一区切りに、棋譜と盤面図を紹介していきますが、盤面図についての前もっての説明が必要です。
今回から漢字1文字で図にしています。そのため、
龍=龍王・馬=龍馬・奔=奔王・猪=奔猪・となります。
後手の駒は黄色で表示します。(先手はそのままです)
成り駒は赤文字で表示します。
漢字の十一、十二が枠の都合でJKとなってますが、ご了承ください。
どちらも歩兵をまんべんなく前進させて前線をつくっています。獅子はお互いにらみ合いですね。
そして銅将・猛豹のあたりで棒銀ねらいのようですね。とても波風の立たない序盤戦です。
先手・三島のトドさんは飛車・飛車・角をはさんで奔王という、縦攻めのラインを作っています。
一方、後手のOnsenpenguinさんは麒麟・鳳凰が前進しているところが特徴的です。
2六猛豹がいつ仕掛けてくるか、一気に流れていきます。
101手目、2五猛豹ときたことで一気に消耗戦が始まりました。またその中でも112手目に、4九同獅子と指したことで、横行に食われるという痛恨の一手となってしまったことが展開を分けたポイントになったのではと思います。それによって先手が奔王との交換をする余裕を作ってしまいました。
一方、後手Onsenpenguinさんは4九仲人成という、非常に珍しい成り酔象をつくり、走り駒との連携を狙います。
で、149手目にして、猛豹が4二に動くという禁手をやってしまいました。多分Onsenpenguinさんの癖で、腕が駒に当たったときに戻し間違えたのではないだろうかと思われます。
ですが、対局はこのまま続きました。
最後は飛鷲・角鷹の2枚で大詰めとなりましたが、2枚では詰むのが難しいと判断、麒麟を成らして怒涛の寄せでした。途中指し間違いはありましたが、勝負自体は三島のトドさんの勝ちでしたので影響ありませんでした。
これにて見事、三島のトドさんが最年長の貫禄を見せて初代迷人の栄冠に輝きました(パチパチ))^o^(
さて、表示方法を変えてみましての棋譜、いかがでしょうか? 私なりには気に入っておりますが、よりよい道を探るべく、皆様のご意見お待ちしております。