日本中将棋連盟の活動でこれまでに収集、所有、見学などで集めてきました中将棋の盤駒を展示するコーナーです。なかには貴重な物もありますのでごゆっくりどうぞ。
@管理人が所有している中将棋の盤です。2寸の榧盤で作ったものですが、正確には5つの木材を接着させた作りとなっています。比較的右端の材が色が異なっているのでわかりやすいと思います。一枚物の盤と比べて接着は板の歪みが少なく、長期使用に向いているようです。
A敬 作の中将棋駒(彫り駒)です。購入当初平成13年頃の駒色の写真になります。彫り駒は対局の使用に一番向いている駒ではないかと思っています。なお、販売価格は当時で8万円しました。
B敬 作の駒を購入して8年経ちました。写真ではわかりにくくて恐縮ですが、色合いも飴色に変化してきて、非常に良い色合いとなってきています。常に対局で使用していることも色の変化に良い影響がでているのでは?と思います。
C敬 作の駒を接写したものです。彫りの具合が分かるのではないでしょうか。 なお、敬 作の彫り駒は作者の引退もあって販売されておらず、現在は弟子の方が制作されています。そちらはやや細身の線なのが特徴になっています。
DE太郎 作の書き駒です。世界の将棋研究家である岡野伸さんが依頼して作らせた書き駒です。裏表ともに楷書体なのが特徴です。岡野さんが運営されている「世界の将棋」ウェブサイトにて通販も行われています(2万2000円)。
F九州のNILGIRIさんが所有されている大阪・めぐみ堂で販売されている彫り駒です。非常に高価(39万円)ですが、駒に虎斑がかかっていて書体も独特の趣があり、中将棋指しなら一度は手に取ってみたいと思う駒です。(盤は管理人所有の2寸盤を使用しました)
Gめぐみ堂での駒です。作者名が不明ですが、わかり次第追記したいと思います。味のある書体です。
Hこちらは大阪在住で駒収集家の竪正さんが所有されている、江戸時代の書き駒です。銘は安清(やすきよ)。現代の駒に比べ、肉厚でやや小振りなのが特徴です。中将棋の駒で完品となると大変貴重です。