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通信対局中将棋ソフト『獅子王戦』Ver1.1
取扱説明書
(2003.4.1.更新)
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はじめに、この文書は右端で折り返すにしてお読みください。

 この度は日本中将棋連盟(旧中将棋愛好会)の通信対局ソフト『獅子王戦』をダウンロードしていただき、ありがとうございます。簡単ではありますが取り扱いの説明をさせていただきますのでよくお読みください。

1.獅子王戦の解凍
 特にsetupは必要としません。ダウンロードされた圧縮ファイルを、任意のフォルダーに解凍していただければ準備完了です。自己解凍ファイルではありませんので、解凍には市販の解凍ソフトをお使いください。解凍後、game1のファイル名がアプリケーションです。ショートカットアイコンをデスクトップなどに用意されれば便利だと思います。

2.ゲームの楽しみ方。
 駒を左クリックでそのまま動かしたいマス目までドラッグしてください。
なお、駒を成る場合には、動かしたいマス目までドラッグして、そこで右クリックを実行してください(慣れるまでに何度か一人で試したほうが無難です)。

 敵の玉将を取るか、太子がいる場合はそちらも取ることで勝利となります。
詳しいルールは日本中将棋連盟ホームページにてご確認ください。

 COM対戦はありません。通信対局あるいは一人での棋譜整理などに活用してください。

3.各コマンドの説明

ファイル・編集・表示…一般的なアプリケーションとほぼ同様です。

持ち時間…ここでは対局時の持ち時間を設定できます。
	無制限・30分・60分・90分・120分(それぞれ片側の時間)
 30分の設定では時間切れ後、一手60秒の秒読みに突入し、それが切れると時間切れ負けとなります。
 60分以降の設定での秒読みは45秒となっています。

ヘルプ…バージョンの表示

アイコンコマンド(左から順に)

・新規ゲームを行う。
・棋譜ファイルを開く。
・棋譜の保存。

・棋譜の最初に戻る(棋譜の記録は残っています)二重△。
・一手戻る(同様)左向き△。
・一手進む。右向き△
・棋譜の最後まで進む。右向き二重△

・クライアントボタン…通信対局の接続時に、クライアント側が押します。
・サーバーボタン…通信対局の接続時に、サーバー側が押して接続待ちの状態となります。
・切断ボタン…接続を切ります。クライアント側が用います。

後、暗くなっている一部のボタンは利用できません。


4.通信対局の接続について
 このソフトでは、お互いの対局者のパソコンに直接つなげることで対局を行います。そのため、サーバー側(先手)とクライアント側(後手)を事前に決めてから用意してください。

・サーバー側…サーバーボタンを押すことで、クライアント側が接続するのを待ち受けます。(あらかじめクライアント側に、自分のパソコンのIPアドレスを通知してください。)
・クライアント側…サーバー側から通知されたIPアドレスを、クライアントボタンを押した後に表示される入力ボックスに入力の後、enterを押してください。

 なお、自分のパソコンのIPアドレスを調べるには、MS-DOSプロンプトを起動の後、IPCONFIGと入力すると確認できます(もちろん、通信回線を接続していないと表示されません)。

 このIPアドレスは、プロバイダによって固定数値の場合と、接続のつど数値を振り分ける変動数値の場合とがあります。また、パソコンに直接回線をつなげるという性格上、一部の悪質なユーザーによってはそれで相手のパソコンを故意に操作する危険性をもっています。そのため、IPアドレスは安易に知らせないようにしてください。必ずeメールなどで直接対局相手に通知するなど、第3者に知られる(掲示板など)ことのないようにくれぐれも注意してください。

 なお、獅子王戦を2つ起動し、クライアント側でloopbackと入力しますと、自分のパソコンの中で通信対局が可能となります。


5.補足
 このプログラムでの中将棋のルールは、改定前の古いルールに従ってプログラムされています。そのため、一部不都合がでることもありますので注意してください。

 1.獅子と獅子の取り合いについて
 現在隣接する獅子は足のある・ないにかかわらず無条件でとることが出来ますが、このソフトでは隣接していても足があるときは取ることが出来ないようにされています。なので便宜上、獅子と獅子を隣接する手を用いないようにしてください。
 2.成らずの駒の扱いについて
 現在、連盟のルールでは成らずの駒は敵陣から退いて入りなおしたときに再び成る事が出来るようになっています。(細かな点はサイトで確認してください)
 ですが、このソフトでは一手別の手を指しから再び成る事が出来ます。(歩と仲人だけ2手別の手を指さなければ成りません。)ややこしいので注意してください。
 成らずで進める駒は猛豹・銅将・銀将程度ですのであまり機会がないとは思いますが注意が必要です。


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獅子王戦ver1.1

・開発…MF
・配布、運営…日本中将棋連盟会長、向井康晃(webmaster@chushogi-renmei.com)
http://www.chushogi-renmei.com


 このソフトの改造、ならびに第3者への配布を禁じます。
このソフトへのご質問・問い合わせは上記まで、メールでお知らせください。

 また、日本中将棋連盟主催の通信大会などで、悪質なユーザーによって自身のパソコンに損傷などを受けた場合の一切の責任は負いません。ですが、日本中将棋連盟へ悪質ユーザーの情報を知らせていただければ、サイト上にて啓発し、今後の参加を認めないようにいたしますのでご一報ください。