中将棋講座
「中将棋の振り駒」中原周作・画、近代将棋2004年6月号より
こちらは中将棋のルール解説や、実践的な解説をしているコーナーです。中将棋を初めて知る方、通信対局をやってみようと思う方はまず中将棋のルールをこちらでお勉強してください。
そして実践編では、これまで中将棋指南抄と題していました実践譜の紹介や、詰め中将棋の問題集などを紹介していきます。
そして新たに定跡研究として、会長による中将棋の序盤での戦法を紹介していきたいと思います。
コンテンツ紹介
<ルール>
中将棋紹介…「中将棋の面白さ」故大山康晴名人による紹介文です。
中将棋ルール…中将棋の基本ルールについて紹介しています。
中将棋競技規定・総則編…日本中将棋連盟がおこなう公式対局で用いるより細かな競技規定です。
中将棋ルール解説・駒編…駒についての紹介をしています(共通)
中将棋競技規定・補足編…日本中将棋連盟が現在検討中のルール改訂について説明しています。
駒落ち手合い…中将棋全集による駒落ちルールを紹介します。
<実践編>
定跡研究…会長による序盤戦での定跡を紹介し、型を命名していきます。
対局棋譜(再生ソフト)…公式対局の棋譜など、再生ソフトを使用してブラウザ上で見ることが出来ます。(新しいウィンドが立ち上がります。)旧の対局記録譜もこちらにまとめました。
詰中将棋『中将棊指南抄・中将棊絹篩』(再生ソフト)…再生ソフトを使用しての詰め中将棋問題集です。江戸時代の問題集『中将棊指南抄』『中将棊絹篩』からの出題です。
詰中将棋2『中象戯作物 図五十』(再生ソフト)…初代伊藤宗看による問題集です。
<資料>
中将棋の指し方…岡崎7段が編集された原文をそのまま参考のために掲載しています。
中将棋指南抄…江戸時代のルールブックとして、現在も残る貴重な文献です。今回、その原文を掲載しました。
日本中将棋連盟公認・遊技規則の作成に当たっては以下の文献・資料をもとに競技ルールとしてのルールの追加も行い、策定いたしました。
『中将棋(棊)指南抄』…江戸地代に出版された中将棋のルールブックとしては今のところ最古のものとなっている。
『中将棋の指し方』…佐藤敬商店が販売していた中将棋セットに付録としてついていたルールブック。現在は廃刊されている。ルールの編纂は岡崎史朗七段(当時)。
『中将棋全集』…京都在住の中将棋をよく知る人物で中将棋家元とも自称されている松田正一氏が編纂された全11巻からなる中将棋の定跡研究本。また駒落ち手合いについての詳細な記述はこの資料だけとなっており、その点においても大変貴重な資料である。(現在京都府立資料館<図書館>にその全巻が所蔵されており、閲覧も可能)
『はじめての中将棋』…中将棋倶楽部が出版している中将棋関係の書物としては最新の資料。佐藤敬商店の中将棋セットにも現在はこの本が付録としてついている。インターネットでの販売も同サイトにて行われている。執筆者は中将棋倶楽部代表の水神涼氏。